【キャバクラの発祥とは…】
1983年、風営法施行の年にこつ然と登場した。キャバレーの持つ大衆性とクラブ並みの高級感をミックスしたような感じ。
当時「3回通えば店外デート」このキャッチフレーズでキャバクラは発祥したとか。
【キャバクラって何するところ??】
基本的には、女性従業員(キャバクラ嬢、ホステス、コンパニオン、キャストなど店によって名称はまちまち)と
飲食をともにするのが目的です。お客さんの多くは、女性との会話やコミュニケーションを目的とする人がほとんどと言えます。
【キャバクラの何してくれる?】
キャバクラが提供しくれるサービスは「キャストと酒を飲みながら会話を交わす事ができる」ということである。
男性客のなかにはキャストとより深い関係に進むことを目的として通う者もいる。
実際に「月五〇万円どうだ」などと金額を口にするお客もいる。
そこまで露骨でなくても、多くのお客は「下心」を抱いている。
しかし、キャバクラは「キャストと酒を飲みながら会話を交わすことができる」こと以上のサービスは提供しない。
多くのキャストも、それ以上の関係を望んでいない。深い関係になれそうでなれない、
という線でとどめておかないと、お客がついてこないからだ。
そのため、必要以上にしつこく関係をもとめてくるお客には、キャストがハッキリと
「お客として付き合っている」ということを告げる。
これで怒る客は少ないという。その代わりキャストとの関係は希薄になるかもしれない。
店へ通う回数は減るだろう。しかし、気薄になって切れてしまったら、新規のお客を開拓すればいい。
それでも切れないお客は長い付き合いのできるいいお客になる。
【料金システムは?】
まず、基本となる時間制セット料金が設定されています。40分〜60分で1セットとなり、
追加オーダーや飲み直し料金といったややこしいシステムはありません。
また、一つの店でも入店する時間帯によってセット料金は大きく差がでてしまいます。当然、早い時間帯は安く、
深夜に近づくにつれ1セットの料金は高くなり、1セット時間が過ぎると、たいてい30分毎に延長料金が加算。
額はその時間帯の1セット料金の半額以下であることが多いようです。
その他、好みの女性を自テーブルに呼び寄せるときは指名料がかかり、
女性に飲み物をご馳走するときはドリンク代が別途請求されるのです。
お客さんの最終的な支払額はそれらの合計にチップ代わりのサービス料が全体の10〜30%、
消費税 5%、さらに東京都の場合は、1人当たり7,000円を超えた場合に、
サービス料まで含めた総額の 3% が追加されるようになっています。
料金表示をよく確認して、面倒なトラブルのないようにしたいものです。
【キャバクラは風俗か?】
一般的にはキャバクラは風俗とみなされている。いわゆる性風俗とは異なるが、
風俗の仲間だと思われている人が多いのではないか。
法律的にはどうなっているのだろう。
<風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律>
第二条@ この法律において「風俗営業」とは、次の各号のいずれかに該当する営業をいう。
- キャバレーその他設備を設けて客にダンスをさせ、かつ、客の接待をして客に飲食をさせる営業
- 待合、料理店、カフエーその他の施設を設けて客の接待をして客に遊興又は飲食をさせる営業(前号に該当する営業を除く。)
- ナイトクラブその他施設を設けて客にダンスをさせ、かつ、客に飲食をさせる営業(第一号に該当する営業を除く。)
- ダンスホーその他設備を設けて客にダンスをさせる営業
- 喫茶店、バーその施設を設けて客に飲食をさせる営業で、国家公安委員会規定で定めるところにより
計つた客席における照度を十クルス以下として営むもの(第一号から第三号までに掲げる営業として営むものを除く。)
- 六) 喫茶店・バーその他施設を設けて客に飲食をさせる営業で。他から見直すことが困難であり、
かつ、その広さが五平万メートル以下である客席を設けて営むもの
- まあじゃん屋、ぱちんこ屋その他施設を設けて客に射幸心をそそるおそれのある遊技をさせる営業
- スロットマシン、テレビゲーム機その他の遊技設備で本来の用途以外の用途として
射幸心をそそるおそれのある遊技に用いることができるもの(国家公安委員会規定で定めるものに限る。)を
備える店舗その他これに類する区画された施設(旅行業その他の営業の用に供し、
又はこれに随伴する施設で政令で定めるものを除く。)において
当該遊技施設により客に遊技をさせる営業(前号に該当する営業を除く。)
一般に考えられている性風俗(いわいゆる射精産業)とは、風俗営業のことを指している。
法律上ではキャバクラも風営法の適用を受けるが、射精産業とは一線を画していることがわかるだろう。
【報酬と罰金】
キャストのモチベーションを維持するためには、報奨をあたえることは早道であり、確実だ。
報奨には金銭的報奨と非金利的報奨ある。
金銭的報奨では給与、福利厚生、インセンティブ・システムなどがあるが、
キャバクラでは給与、賞与がメインになっている。
非金銭的報奨には評価、組織と個人の価値観の共有、自己実現の場の提供、人的要素等がある。
キャストの評価は指名本数という明確な数字にあらわれる。指名本数が多ければ高い評価、地位、権限が与えられる。
権限とは店の経営に意見を述べる権利のことだ。ショーメンバーとなって晴れ舞台に立つことは、自己実現の場の提供に該当する。
キャストの中にはタレントやダンサーをめざしている者も少なくない。
お客の前で実力の披露をすることができるショーメンバーには
一定の成績をおさめている者でなくてはなれないという規定があるのも、舞台を非金銭的報酬とみなしているからである。
このような一般企業でもプラス査定を基準にしているところ、マイナス査定が基準にしているところあるが、
キャバクラの場合は罰金制度というマイナス査定が確立されている。
時間にルーズになりがちなキャストを管理するために、遅刻は罰金というシステムを採用している。
一分でも遅刻したら罰金。通常、店の時計は数分遅らせてある。
それはキャストが出勤時間間際に集中して出店するため、タイムカードの順番待ちが多いからだ。
罰金システムにはいろいろあり、何時間遅刻しようが一定額の罰金で済む定額制のところ、
一〇分単位で罰金の割合が増えるところなどがある。欠勤についても罰金制度が適用されている。
もっとも厳しいのが無断欠勤。日給の一〇〇%〜二〇〇%というところが多い。
無断欠勤は店側がもっとも困る。指名のお客様が来店しても、対応のしようがないからだ。
さすがに、事前連絡ずみの欠勤はゆるやかだ。前日までに連絡すれば公休日扱いとなったり、
週間工程の作成日前までに欠勤日を届け出れば罰金はなかったりする。厳しいところでは公休日以外の休日を
認めないところもあるが、休みの魅力が勝てばキャストは罰金を払ってでも休んでしまう。
【出戻りOKの世界】
キャストは簡単に店を替わる。でも替った先が前の店よりも居心地が悪いとき、平気でもどってくる。
また店もそれを許す。サラリーマン社会では、ソニーを辞めて松下に入ったけれど、
一ヶ月働いてみて社風があわないことがわかったから出戻りしたいといっても認められるものではないが、
この世界ではよほど能力のないキャスト以外はOK。
その代わり一ヶ月〜数ヶ月間日給の五〇%しか支払わないというペナルティを課すことがある。
ただし、店のほうから戻ってはしいと考えている実力派キャストの場合は、ペナルティなしで戻ることができる。
この場合は、かつての担当から「戻らない?」というお誘いがかかるはずだ。
【給料は現金支給】
多くの店が現金支給している。銀行振込にしない理由はキャストの在籍期間の短さにある。
平均三ヶ月〜六ヶ月だから、銀行振込にすると店側の手間がかかりすぎるのだ
(それでも一部の店では銀行振込制度が取られている)。
そのため、キャストの給料日の営業が終わったあとに現金で受け取り、自宅に持ち帰ることになる。
翌日の銀行の営業時間帯は就眠中だから入金は困難。
ATM入金なら午後六時まで可能だが、その時間帯は出勤前のメイク中だったり、
同伴だったりして銀行へ寄る暇がない。手元に現金があれば使いたくなる。
ストレスの解消のために服やアクセサリーを買ったり、ホストクラブにかよったり、エステで自分を磨いたり。
OLがもらう給料の何倍もの金額があっという間に消えていく。
あっというまに給料が消えても平然としていれれるのは、月二回、あるいは週一回訪れる給料日システムがあるからだ。
週一回の給与支払いシステムの場合、働き始めて二週間後に一息つける金額が手に入る。
しかも、いざとなれば日給の三分の一を前借りできる制度もある。
【嫌われるお客】
キャストにとっては、カネを払ってるんだから何をしてもいいだろうという態度のお客がいちばん「ムカつく」といいます。
<あちこち触る客>
まず、キャバクラというのは基本的には会話を楽しむところなので、やたらにあちこち触られると女のコは困ってしまいます。
なんとか、会話で誤魔化そうとしたり、笑顔を振り撒いている彼女たちも、
一旦、更衣室に戻ると「あの客、ベタベタ触りやがってチョ〜ウザイんだけど!」などと言っています。
<泥酔して来店してくる客>
滅多にいませんが、たまに、かなり泥酔して来店してくるお客さんがいます。
単に泥酔してるならいいんですが、他のお客さんに喧嘩を売ったり、女のコやボーイさんを怒鳴ったり、
はたまた、大量にリバースしたりと、とても迷惑です。
<指名をコロコロ変える客>
これはしょうがないかもしれませんが。しかし、女のコの間では、信用できないお客さんになってしまう場合も。
接しづらいし営業しにくいお客さんのひとりです。キャバクラでモテるには女の子へもマナーも重要なのです。
【好かれるお客】
<ドリンクやフードをおごってくれるお客>
キャストは五〜六時間ぶっとうしで働いているため、意外とおなかを空かせている女の子が多くすごく喜ばれます。
ドリンクも同様におごってくれないお客よりもおごってくれるお客の方が好まれます。
<ノータッチのお客>
身体を触ってこない紳士的なお客さんはとっても安心出来ます。紳士的なお客は基本的に好かれます。
<楽しいお客>
お話上手なお客はかなり好感度高いです!楽しませるのがキャストの仕事なのですが、
毎日楽しんでもらうよう頑張っていると、たまには自分も楽しませてほしいと思うようになるのが人間です。
そんな時に楽ましてくれる客は特にキャストに好かれやすいです。 |